父さん、僕はED(勃起不全)のようだ

そうだったか、そうではないかと思っていた。

今向き合っている大好きな人とセックスが出来ない。症状を自覚するとマーブル柄の溜息を吐きそうになった。しかし、溜息をつこうものなら申し訳なさや焦燥、その他諸々の感情が空間に漂って二人に絡みついてしまうだろう。

「なんでだろうねw」照れたように誤魔化したが心当たりはあり、挿入しても簡単には射精できないだろうとも感じていた。なぜか。11歳の頃から間違えた自慰ばかりしていたからだ。

間違えた自慰とはなんだろうか。そして間違えた自慰はなぜEDを引き起こし得て射精の難易度を高めてしまうのか。情報の整理を兼ねて以下に記す。(あくまで一般人が独自に調べたものであり、誤った情報があるかもしれない)

 

そもそも、男性の理想の自慰とは

  1. 好きな相手を想像し、勃起する
  2. 手やセルフプレジャーアイテムなどで陰茎を優しく刺激する
  3. 自ら腰を振る
  4. 脚は伸ばさず、曲げたまま行う

大体は想像がつくだろうが、以上の条件を満たしていれば大きく間違うことはないだろう。動画や画像を貼ることは難しいので、想像がつかない成人は各々調べて頂きたい。

 

間違えた自慰とは

  1. 刺激の強い成人向け作品などを糧に勃起する
  2. 陰茎に人の膣とは乖離した刺激を与える
  3. 脚を伸ばし、力を込める(脚ピン)

まず1で挙げている、刺激の強い成人向け作品とは何か。

例として、無修正の映像作品や大陸から輸入された長い乳をした女性キャラクターのR18同人誌、あまりメジャーではない性癖の作品があるだろう。もちろん、それら全てが悪いわけではない。

しかしそれらに依存することは、思い描いていた行為と実際に相手がいる行為の間に大きな差を持たせてしまう。そのため普段よりも性的刺激が少なく、勃起しない、しても維持できない事に繋がり得る。

 

次に2で挙げた、人の膣とは乖離した刺激について。

これは強いグリップや高速でのピストン運動、床オナなどが代表的であると思う。

強い刺激や種類の異なる刺激に慣れてしまうと、愛撫されても勃起しない事に繋がるだろう。また、これらと3で挙げた脚ピンは膣内での射精を困難にすると言われており、膣内射精障害になる可能性がある。

 

男子は12歳前後で初めて射精した人が多いらしく、その多くが自慰によるものだという。(※1)

僕が義務教育課程の時代、女子が月経など性機能の話を聞いている間に男子は体育や自習をしていたと記憶している。しかし現実には、その歳ともなれば男子も精通を迎えているのだ。精通を迎え、思春期に突入した男子は性欲のままに自慰に耽るだろう。

自慰を覚えたての僕は恥骨に火を起こしでもするかのように、陰茎を回転させる自慰をしていた。その後情報を得て手をピストン運動させる方法に変更したが、強グリップに脚ピン、刺激の強い漫画を見て自慰をしていた。それが普通だと思っていたからだ。

特に若い頃は、自慰は恥ずかしくて秘匿される行為だろう。しかし間違った自慰を続けてしまい、将来パートナーとのセックスを満足に出来ないとなると、関係性に影響が出たり子供を作るのが難しいなど大きな問題となり得る。

それを予防するためには正しい性知識を子供の頃から自然に習得できる環境を作り、快楽の先に苦渋が生まれる可能性を伝えていくことが重要であると考える。

仮に僕に息子ができたなら性教育は優先して行い「父さん、僕はEDのようだ」と伝えられることがないように努めるだろう。

 

以上、初めてのブログ投稿ではあるが同じ悩みのある人は勿論そうでない人にも届くことがあると嬉しい。

 

※1 

tengahealthcare.com